勉強の効率がとても上がる”インターリービング睡眠”が論文で紹介されていたので、効果とやり方をまとめておきます。
インターリービング睡眠とは?
学習の途中に睡眠を挟むと、学習効率が上がる睡眠方法のこと。
これは睡眠による記憶の定着が、再学習時の練習時間短縮に繋がるかを調べたフランスのリヨン大学の研究が元になっています。
この研究で、学習と学習の間に睡眠を挟むと、練習量が半減するだけでなく、長期的な定着率が格段に向上することがわかったそうです。
実験の内容
40人の男女を、グループを2つに分けて16個のスワヒリ語を覚えて貰った。
- グループ1:午前中勉強して、そのまま午後も勉強
- グループ2:午前中勉強して、一度寝て、午後に続きを勉強
この後に単語テストを実施して、この2つのグループを比較したという実験
実験の結果
1週間後のテストでも、半年後のテストでも、睡眠を挟んだグループ2の方が圧勝だった!
正答数/問題数の比較
- 1週間後のテスト結果
グループ1は11/16、グループ2は15/16 - 6ヶ月後のテスト結果
グループ1は3/16、グループ2は9/16
眠らずに勉強したグループ1より、単語を素早く記憶でき、思い出す能力も高かったらしい。
これはスゴいな!
インターリービング睡眠の効果
つまり、この学習の途中に睡眠を入れるインターリービング睡眠の効果は
- 素早く記憶できるようになる
- 記憶力が高まるり、半年後でも効果が持続している
こんな睡眠方法なわけです。これは本当にスゴいな。学生のころに知っておきたかった…。
インターリービング睡眠のやり方
このインターリービング学習のやり方を、現実世界に落としこむなら
- 勉強を中途半端にやめ
- 止めた後に昼寝して
- 起きてから勉強の続きをスタート
こんな感じがよさそう。昼寝の時間は15分弱でも良さそうなので、昼休憩に試せますね。